【ソウル=木下大資】北朝鮮が18日深夜、黄海と日本海に向けて計250発の砲撃を行った。2018年の南北軍事合意で設定した緩衝区域内の海域に落弾し、韓国側は砲撃中に数回にわたり中断を求めた。韓国軍合同参謀本部が19日、明らかにした。
北朝鮮は同日朝、朝鮮人民軍総参謀部報道官の談話を発表。韓国軍が18日に軍事境界線近くでロケット砲数十発を発射したことへの対応措置として、威嚇射撃を行ったと説明した。韓国軍が17日から定例の野外機動訓練を始めたことにも触れ、「挑発策動」と非難したが、軍事合意に関する言及はなかった。
一方、韓国側は、軍事合意に違反しない地域で正当な訓練を行っているとの立場を取っている。
北朝鮮は14日にも、緩衝区域内に向けて計560発余りの砲撃を行った。韓国では、16日に開幕した中国の共産党大会の期間中は北朝鮮がこうした行為を自制するとの観測もあったが、北朝鮮は韓国側の訓練を口実に、引き続き緊張を高めている。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/208989
北朝鮮、日本海に砲撃250発 「先に撃ったのは韓国」と報道官 韓国は「正当な訓練」、どちらが嘘つき?
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