日本防衛省が自国の宇宙航空研究開発機構(JAXA)とともに先端戦争兵器である極超音速ミサイルの核心部品であるエンジンを開発、初飛行試験を成功裏に終えた。 極超音速ミサイルは音より5倍速い速度(マッハ5、時速約6000キロ)で飛んで回避機動も可能で、サードをはじめ既存ミサイル防御システムでは迎撃が不可能だと評価されている。 戦争の様相を変えるゲームチェンジャーだということだ。 米国、中国、ロシアなどが開発に成功したことが分かった。
4日付の毎日新聞などによると、JAXAは先月24日午前5時、鹿児島県肝付村の内野村宇宙空間観測所で観測用ロケットRD1号を打ち上げ、正常飛行を確認した。 このロケットには極超音速の速度を出せる「空気吸入エンジン」を搭載した。 胴体の長さ9.15メートルに重さ2.5トンのロケットは高度170キロまで上がったが落ち、マッハ5.5の速度に到達し、エンジンは数秒間燃焼テストを終えた。 JAXA側は実験当時は「極超音速旅客機用エンジン」と説明した。
しかし、このプロジェクトは日本防衛省から依頼費18億円(約176億ウォン)を受け取った委託研究だ。 岸信夫防衛相は26日、「(JAXAのエンジン試験で)必要なデータを確保する成果を出した」とし、「今後、極超音速誘導弾の研究開発に今回の試験成果を活用できるだろう」と述べた。 中国の環球時報はこの実験と関連して「日本防衛省が極超音速ミサイル開発に関する説明図で描写した敵国空母の姿が中国とロシアの空母に似ている」と報道した。 中国の空母をターゲットに開発しているということだ。
極超音速ミサイルは防御ではなく攻撃用であるため、日本平和憲法に違反するという論議も出ている。 第2次世界大戦敗戦後に制定された日本平和憲法は、交戦権を認めない。 軍隊保有も禁止であり、自衛隊は自国領土防御という名分で保有している。 また軍需会社ではなく、宇宙研究機関まで兵器開発に活用しているという批判も出ている。 JAXAは米NASAのような研究機関で、宇宙探査船はやぶさプロジェクトを成功させたところでもある。
https://n.news.naver.com/mnews/article/023/0003707984?sid=104
日本の極超音速ミサイルエンジン、試験に成功… 平和憲法違反論議
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