韓国次期大統領、クアッド参加に「積極的に検討する」…米ＷＳＪ紙インタビューで発言

【ソウル＝溝田拓士】来月１０日に就任する韓国の 尹錫悦ユンソクヨル 次期大統領が、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで、日米豪印４か国の協力枠組み「クアッド」に招待された場合には「積極的に参加を検討する」と発言した。同紙が２４日に報じた。

クアッドは中国を念頭に置いた枠組みで、親中路線の 文在寅ムンジェイン 大統領は参加に消極的だった。尹氏は外交・安保分野での日米韓の連携強化に意欲的で、発言はクアッドに対する韓国の方針転換を示したものと言える。

　ただ尹氏は、韓国がすぐに招待されるとは思えないとの見方も示した。日本が韓国の参加に慎重な姿勢であることを踏まえた発言とみられる。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20220425-OYT1T50174/