BTSは「国威発揚」と「文化暢達(ちょうたつ=のびのびと育つこと)」という兵役特例の条件を満たしている。2017年から米ビルボードなどのチャートを席巻し、K-POPや韓流ブームを世界に広めた。
韓国のプロ野球選手たちが韓国代表としてアジア大会に出場し、実力が数段下のアマチュアレベルのチームに勝って容易に兵役特例を受けているのが実情だ。
こうした現実で、大衆文化の芸能人だという理由で特例対象から除外されるのは公平性に問題がある。純粋芸術と大衆文化の境界線もあいまいだ。スポーツ選手は五輪とアジア大会、純粋芸術のアーティストは42のコンクールが特例基準となっているように、大衆文化の芸能人の評価基準も明確にする必要はあるだろう。
兵役特例論争は昨日今日のことではない。2002年のサッカー・ワールドカップ(W杯)韓日共催大会でベスト4入りした韓国代表たちが特例措置を受けると、同年のアジア大会に向けてトレーニングしていた韓国代表の一部が公平性をめぐる問題を提起し、練習を拒否した。
W杯ベスト16(決勝トーナメント進出)やワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のベスト4入り特例措置は世論悪化で数年後に消えた。
2014年に韓国・仁川で行われたアジア大会の時は特例者が66人も出た。野球の韓国代表は24人中13人が兵役を済ませていなかった。
合法的な兵役回避への道を開いてやったも同然だったのだ。
外信各社は、五輪などで野球やサッカーの韓国代表が善戦すると、「軍隊に行きたくないから必死だ」と評した。恥ずかしいことだ。
http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2022041480072
何かにつけて「兵役特例」論争になる世界唯一の分断国家
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