17日午前、プレスセンターで開かれた記者会見で、慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんが手書きのメモを見せた。
最後に文在寅(ムン・ジェイン)大統領に問いたい。なぜ韓日合意を認めたのか、それに答えなければいけない。
特に日本が被害者支援のために和解・治癒財団に拠出した10億円の処理はコメディーに近かった。10億円を返した瞬間に合意破棄になるため日本に返還することができないが、これをそのまま持っていれば合意の完結性を維持するという意味になるためそれも望まないという矛盾した状況だ。
そして考え出したのが10億円を政府の予算で充当するというものだった。そして政府はこの拠出金にふさわしくない「両性平等基金」と名付け、今でもそのまま静かに持っている。
慰安婦合意の破棄は外交的に対応する自信はないが、大統領が自ら欠陥が明白だと発表しただけに、そのまま通過することはできない。それで下した結論が12・28合意を毀損して回復不可能にしておくものの、完全には破棄しないでおくというあいまいな状態だった。
李さんだけでなく多くの人たちが慰安婦合意は破棄に進むと考えるのが当然だった。
17日の記者会見も、慰安婦問題がICJやCATに付託されるよう国連側からも韓国政府を後押ししてほしいという要請文を発送しながら開いたものであり、韓国だけでなく外国の被害者および被害者支援団体も参加した。
李容洙さんはこの日の記者会見で、責任感のない政府の態度を指摘しながら「責任ある政府関係者が話すことは『おばあさん、体に気をつけて』だけ」とし「そういう言葉は聞きたくない。解決策を持ってきなさい」と声を高めた。また、文大統領に向かって「後に回顧録に(慰安婦問題を解決できなかったことを)後悔するなどとは書かないでほしい」と話した。
しかし「被害者中心主義」を主張した文政権がこのような決着のためにしたことは何か、いくら考えても思い浮かばない。
https://s.japanese.joins.com/JArticle/288982?servcode=100§code=140
「回顧録に後悔するなどとは書くな」…李容洙さんが文大統領に憤怒(1)
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