「20－40倶楽部」韓国が防疫破綻国に認定、一日の新規感染者20万人超、検査陽性率40％超。

韓国の新型コロナウイルス一日新規感染者が20万人を超えた。
1日午後10時時点の一日新規感染者は約20万6000人で、先月17日に初めて10万人を超えてから12日後に20万人を突破した。2日午前0時時点の集計では21万人台になるものとみられる。

死亡者も連日100人以上出ている。1日午前0時時点の新型コロナによる一日の死亡者は112人だった。
前日の114人に続き、二日連続で100人台を記録した。二日連続で100人台の死亡者が出たのは今回が初めてだ。

最近1週間（2月23日－3月1日）で三日も100人台の死亡者が発生している。

このような死亡者数急増は予見されていた。オミクロン株の死亡率はデルタ株の4分の1程度だが、
感染者がデルタ株流行時より10倍以上も多いため死亡者が増えているのだ。今月1日には前日の70万人を上回る人がPCR検査を受けたうえ、陽性率が初めて40％を超え、感染者が大幅に増えた。陽性率は先月23日が29.2％、25日が33.4％、28日が38.0％で、そこから40.5％に上昇した。

政府は1日から飲食店など不特定多数の人々が利用する施設に適用していた防疫パス（ワクチン接種証明・陰性確認制）を事実上廃止し、感染者や未接種の同居人を含む濃厚接触者の隔離を中止するなどの防疫緩和策を断行したことから、
感染者増加→死亡者増加という現象はさらに深刻になるものとみられる。

高麗大学九老病院の金宇柱（キム・ウジュ）感染症内科教授は「防疫パス廃止で感染者は当然、増えるだろう」
「死亡者の数は新規感染者が出てから2－3週間後に反映されるため、状況がさらに深刻になる恐れがある」と警告した。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/03/02/2022030280003.html