ペイン元議員は「共和党が11月の中間選挙で勝った場合でも、米国の対中政策など外交戦略全般に大きな変化はない」と予想している。ペイン元議員は「国際的な戦略の側面では行政府、大統領、党、議会による協議の構造上、大きな変化は起こらない」と説明した。
ファソ元議員は「中国は米国を経済的・政治的・軍事的ライバルとみている」「米国は韓国、日本、オーストラリア、そしてインド、台湾などと共に綿密に協力を進めるだろう」と述べた。その上でファソ元議員は「このような相互協力を実現し、中国には一つの国に対して彼らの考えを貫徹できないという事実を悟らせねばならない」とも指摘した。中国が最近オーストラリアに対して経済報復を加えたことを念頭に置いた発言と解釈されている。
バイデン政権発足後、駐韓米国大使の任命が遅れていることについて2人の元議員は「全世界に派遣される米国大使の6分の1がまだ任命されていない」「韓国もその6分の1の一つの国だ」と説明した。
これについて司会を務めた延世大学の金宇祥(キム・ウサン)教授が「クアッド加入などで韓米同盟がさらに結束するようになれば、大使を任命できるか」と質問すると「米国は韓国がクアッドに参加するなら歓迎する」(ペイン元議員)、「中国との競争に集中している米国にはより大きな協力が必要だ」(ファソ元議員)などの回答が出た。両氏は「クアッド加入により中国が韓国に経済報復を加えた場合、米国と一層協力しなければならないだろう」とも指摘した。
北朝鮮問題についてファソ元議員は「トランプ、オバマ元行政府が解決しようとしたが、成功できなかった」「北朝鮮は今も食糧難などの経済問題を抱えており、状況はより深刻化している」と述べた。
http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2022011280004
「韓国がクアッドに加われば米国は歓迎」
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