冒頭でご紹介した通り、徐坰徳氏は起源がどこであるかは重要な問題ではなく、それを発展させて世界に向け発信することが重要だと述べている。
そのウラでは、彼は韓国起源を主張することに余念がなく、その活動の場を世界へと積極的に広げているわけだ。
彼は、キムチや韓服以外にマッコリの広報にも力を入れており、11月1日の『マッコリ記念』にはマッコリ関連の韓国語及び英語映像を制作したことを公表。
「今年、国家無形文化財に登録された“マッコリ醸造”を国内のネットユーザーに伝え、今後はユネスコ無形文化遺産登録に向けて海外のネットユーザーにも拡散したい」と企画意図も明かした。
今後、“マッコリ文化編”や“マッコリグローバル編”も制作する予定だそうだ。
日本を嫌いな中国。それでも…
もともとマッコリの起源は朝鮮半島で、日本統治時代にはすでに醸造方法が定まっていたとの記録が残っているという。しかし、キムチや韓服のルーツは中国にあり、マッコリ同様に韓国が起源を主張することは見当外れではないのか…。
今年8月に中国・大連で「日本風情街」という日本をテーマにしたショッピング通りがオープンしたが、開業わずか1週間で休業に追い込まれたことは記憶に新しい。
しかし、中国、特に富裕層の間では自宅に和室を作るなど、独自に日本文化を楽しんでいるという。この他にも若者の間では日本のコスプレ文化が派生・進化しており、日本の関係者からは「既に日本を抜いた」と危惧する声も上がっているほど、高クォリティーだという。
今年8~9月に実施された日中共同世論調査では、中国人の日本に対する印象は66.1%もの人が「良くない」と答えた。大多数の中国人が日本に対し好印象を抱いていないが、それでも日本嫌いを他人に強要する声は韓国よりも遥かに少ない。
中国には、他国の文化を受け入れる懐の深さが少なくとも韓国よりはあるようだ。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/89314
「日本を嫌いな韓国人」と「日本を嫌いな中国人」には“大きな違い”があった
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