11月2日、ポータルサイト「ネイバー」で「ブウン」という単語の検索順位が上昇した。多くのユーザーが「ブウン」、あるいは「ブウンとは」といった言葉を検索に掛けたのだ。
こうした検索順位の変動はその前日、「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)代表が、大統領選挙への出馬を表明した「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表に「武運を祈る」と言ったのを、あるテレビ局の記者がニュースに出演し「無運(武運と発音が同じ)を祈る」と誤認したことに対し、批判が相次いだことで起こった。同記者は「武運(戦争の勝敗を分ける運)」を「無運」と理解しているようだった。これと同時に、「武運」の意味を知らなかった市民が、ひそかにスマートフォンで同単語を検索したというわけだ。
先月、京畿道の国政監査では、国民の力のソン・ソクュン議員が「羊の仮面をかぶった子犬の人形」を机の上に乗せ、大庄洞開発企業優待疑惑が「羊頭狗肉」の意味と似ていると批判した。すると同日、「羊頭狗肉」(羊の頭と見せ掛けて犬の肉を売るという意味で、表と裏が違うこと)という単語のネイバーでの検索回数は、普段の30倍に上る8000件へと上昇した。先月、「共に民主党」の李洛淵(イ・ナクヨン)前代表が予備選挙の結果を「承服する」と発言した際も、承服という単語の検索数が普段の10倍以上となった。今年7月、東京五輪で女子アーチェリー代表が「9連覇」を達成したという記事のレスには、「優勝したのに連勝ではなく、なぜ連敗(ハングル表記が連覇と同じ)と書くのか」という質問が相次いだ。
こうした現象は、漢字を知らない若者たちが増えたことに起因する。国立国語院の調査によると、「新聞やテレビで使用される言葉の意味が分からず、困ったことがある」と回答した市民は、2015年の5.6%から昨年(2020年)には36.3%と、6倍以上に増えた。回答者の約半数(46.3%)は「難易度の高い漢字だから」と答えた。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/11/19/2021111980138.html
やっぱハングルは愚民文字
「ブウンを祈る」ってどんな意味? 韓国で検索順位が急上昇
428
ツイートLINEお気に入り
356
58