左派の文政権もメディアへの圧力を強めており、「自由がなくなり、中朝のようになれば、人間愛も壊れていく」と危惧を示す。
親日派を排除した北朝鮮に対し、韓国は親日派を温存したため、日本からの独立という正統性では劣る-こうした歴史観を文大統領は持っていると金教授は指摘する。文氏の反日傾向について「(日本統治時代の)抗日運動をするみたいに愛国者として尊敬されたいとの考えにとらわれている」と解説した。
「韓日関係は未来に向かうべきなのに、文大統領も安倍晋三前首相も過去を引きずって解決できなかった」。金教授はこう語り、悪化した関係を放置するのは「今後20~30年の韓日の若者の希望を奪うことだ」と憂慮した。文氏の考えに変化の兆しはないとして、「政権が代わる」必要性にも言及した。
日本については、米国など自由民主主義国家と手を携えて中国の覇権を阻むべきだと期待を示す。「日本やアジアの今後50年の行方」は日本の選択次第だとも強調した。文政権は「中国に頼って北朝鮮と統一できないかと考えており、50年後には大きな失敗だと分かる」と警告する。
金教授は今も韓国紙へのコラム執筆や講演を精力的にこなしている。文政権と対立して辞職した尹錫悦(ユン・ソンヨル)前検事総長が3月、大統領選への出馬表明に先立って助言を求めたことでも注目された。
https://www.sankei.com/article/20210830-HKRLKNR22JINVA3WBXWZJCRWPE/
韓国の101歳哲学者、文政権の中朝傾斜を憂慮 強権主義対抗、日本に期待
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