軍は前方一般前哨(GOP)や海岸小哨などにAIレーダー警戒網を設置する予定だ。一定距離(約200メートル)ごとにレーダー、実際の映像を撮るカメラ、サーモグラフィーカメラなどが設置される。これらの装置を使って収集した情報は分析制御機や管制システムでAIディープラーニング技術により分析する。約400メートルという遠距離から侵入してくる敵も識別できるものと期待されている。
今年2月、韓国陸軍第22師団に気付かれずに北朝鮮の男性が泳いで亡命してきた日は風が強く、1分間に3回警報が鳴った。そのため、監視装置が何度も亡命者を感知していたのにもかかわらず、警戒兵は正しく識別できなかった。昨年11月、北朝鮮の男性が軍事境界線にある柵を飛び越えて逃れてきたという「ジャンプ亡命」時は監視装置のネジがゆるんでいて警報が鳴らなかった。これに対して韓国軍は、今年1月に約50億ウォン(約4億8600万円)をかけて装置を補強することを決定した。こうした状況で、再び30億ウォン(約2億9000万円)かけてAI警戒網を構築することにしたものだ。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/05/06/2021050680045.html
韓国軍、GOP・海岸小哨にAI・レーダー連携警戒網を構築へ
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