【ソウル=豊浦潤一】
韓国の徐薫(ソフン)国家安保室長が2日、米国でジェイク・サリバン米国家安全保障担当大統領補佐官らと会談した際、米側から、中国を念頭に置いた「クアッド」と呼ばれる日米豪印の枠組みに加わるよう強く求められていたことがわかった。
日米韓協議筋が本紙に明らかにした。
徐氏はサリバン氏らに対し、「基本的に同意するが、我々の立場もわかってほしい」と訴えたという。
韓国はこれまで「特定の国をけん制する排他的な地域構造は作るべきではない」(外交省の崔鍾建(チェジョンゴン)第1次官)との立場を主張してきた。徐氏は「中国包囲網」の一角を担うことには、消極的な意向を示したとみられる。
中略
徐氏は今回の訪米で、文大統領とバイデン大統領との対面による首脳会談の日程確定を目標としていた。対北政策を巡る首脳間の調整を急ぐ狙いに加え、日米首脳会談を控える日本に対米外交で大きく後れを取っているとの世論の批判を警戒しているためだ。
早期の開催を打診した徐氏に対し、米側は「検討する」と述べるにとどまったという。
この会談とほぼ同時の3日(日本時間)には、中国の王毅(ワンイー)国務委員兼外相と韓国の鄭義溶(チョンウィヨン)外相が中国で会談した。
王氏は、韓国が日米と対中けん制で歩調を合わせないようくぎを刺したとみられており、米中がそれぞれ韓国の取り込みを図っていたことになる。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20210411-OYT1T50036/
韓国 アメリカに対中国包囲網参加を要請されたが「我々の立場も分かって欲しい」と返事w
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