●自虐史観教育
日本は長く自虐史観教育を受けていた。そしてそれは功を奏する面とそうでなかった面がある。
良い面→平和国家として礎を築き上げた。また戦争から遠ざかる国になれた。
悪い面→必要以上に謝罪癖がつき、日本が背負う必要のないものにまで無知がゆえに謝り始めた。
この良い面、悪い面の「良い、悪い」を判断できる一般的感覚に到達するまで、はっきり言って長かった。洗脳教育に支配されていたからだ。それが解け出したのは1990年代後半から2000年代である。その原因はまさに今見ているこれ。「ネット」のおかげだ。
特定の利権めいたバイアスを通さないネットの普及は、言論の自由と、秩序の混沌という良い面悪い面を含みつつ、日本人の意識改革に大きく繋がった。
●良い面、悪い面を浮き彫りにしたネットと、そこに影響を受けた世代
嫌韓本が売れた年代を見よう。大ヒットを記録した「嫌韓流」が売れたのは「2005年」のことである。これは漫画チックだが、漫画でなくとも多くの嫌韓書籍がこの時あたりから売れた。下にグラフを貼る。これは同じく「2005年」の「新聞を読む時間の年代別変化」である。
ちなみに2005年はホリエモンが買収騒動を起こし、日本中のお茶の間にネットの新しい価値観が浸透していた頃だ。下のグラフを見ると分かるが、50〜60代が断然多い。そしてこの嫌韓本の購買層もそこの層に比例する。
しかし現時点においてこの層は高齢者であり、俺がそうするようにネットにコメントする年齢層ではない。
つまりネットにコメントする日本人世代は、実に少数派になる。
ただ彼らは早い段階でネットを見ている。本を読まなくなってきた層は何を見るか。それはネットだ。つまり嫌韓本の売れ行きは=「老人層」ではない。
時代に合わせた変動による複合的実態がある。そこを考慮できない人間はいささか知能に問題があるかと思う。
つまりだ。嫌韓本の売れ行きは、韓国ほど反日教育が行き渡っていない国で、新たな視点を知った国民が、嫌韓について学んだ結果だ時期とタイミングが今だっただけという結果だ。異論を待つ。
嫌韓書籍が売れた理由
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