韓国軍が文在寅(ムン・ジェイン)政権に入って発生した中国軍用機の韓国防空識別圏(KADIZ)侵入回数を大幅に縮小して公開した疑いが7日、浮上した。野党・国民の力の韓起鎬(ハン・ギホ)議員室が軍の国会報告資料と軍内部の秘密資料を比較した結果だ。これによると年間侵入回数は最大100回ほどの差があった。
これについて軍内外では、「文在寅政権に入って中国軍用機のKADIZ無断侵入が増える中、外交的な摩擦を避けるために中国の反応を気にした結果ではないか」という指摘が出ている。
韓起鎬議員室が合同参謀本部から提出を受けた2016-19年の中国・ロシア軍用機の年間「KADIZ進入現況」によると、中国軍用機は2016年と17年にはそれぞれ50回、70回ほどKADIZに侵入した。18年には約140回に侵入回数が増え、昨年は50回ほどに減った。徐旭(ソ・ウク)国防部長官は候補当時の人事聴聞会を控え、同じ数値の資料を国会に提出した。
しかし昨年12月に合同参謀本部が作成した軍内部の資料(「白頭体系能力補強第2次事業所要検証」報告書)の数値はこれと大きく異なった。2016年と17年の場合、それぞれ40回と60回と、むしろ国会公開資料より10回ほど少なかった。一方、2018年には公開資料より60回ほど多い約200回、昨年は100回ほど多い約150回と記録されている。昨年の場合、3倍も差があるということだ。
https://japanese.joins.com/JArticle/270957
中国軍用機KADIZ侵入、100回も減らして公開した文政権
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