原子力潜水艦建造計画がまた浮上している。韓国国防部は8月に発表した2021-25国防中期計画を通じて「張保皐(チャンボゴ)III潜水艦」建造計画を明らかにした。
国防部は当時、4000トン級の張保皐IIIが原子力潜水艦であることを認めた。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で「362事業」として推進しながら論争の末に中断した原子力潜水艦の開発計画が、16年が経過して文在寅(ムン・ジェイン)政権でまた浮上したのだ。
原子力潜水艦とは原子炉を動力源として使用する潜水艦だ。ディーゼルエンジンを使用するほかの潜水艦のように化石燃料を燃やすための酸素が必要ないうえ、核燃料を一度装填すれば短くて10年、長くて20年以上も燃料交換なく無制限に潜航できる。このため敵陣の深い海の下から攻撃することが可能だ。大陸間弾道ミサイル(ICBM)が数千キロ以上も離れた敵陣に向けて核弾頭を搭載して発射できる武器であるのに対し、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)は敵陣の目の前の海中からミサイルを発射できる。このため米国やロシアなどの軍事強国はその間、原子力潜水艦確保競争をしてきた。
--具体的な計画は。
「まず、2022年までは船舶用原子炉の概念設計を終えることだ。まだ計画案レベルでだが、2028年までに砕氷船事業のための原子炉を実際に開発することだ。そして2030年までは産業界と共同で原子炉が搭載された実際の船舶を建造することを目標にしている。最近注目されている北極航路用の輸送船や砕氷船・潜水艦も数万トンにのぼる超大型大洋商船用の動力源として原子炉を使用する可能性がある」
https://s.japanese.joins.com/JArticle/270711
「韓国の技術で5年以内に原子力潜水艦開発可能」
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