誰か助けて国がなくなる！過去最大規模の赤字国債発行の発表で韓国国債利回りが一斉に上昇

2020年9月2日 11時30分 朝鮮日報
　韓国政府が1日、2021年度予算案の規模を前年度より大幅に拡大すると発表し、過去最大規模の赤字国債発行が予告されたことから、国債利回りが一斉に上昇（債券価格下落）している。

　金融投資協会によると、3年物国債の利回りは前日を3.7ベーシスポイント上回る0.977％で取引を終えた。5年物は6.3ベーシスポイント上昇の1.273％、10年物は6.6ベーシスポイント上昇の1.582％を記録した。1日の国債利回り上昇は政府が来年度予算を今年度に比べ8.5％増の555兆8000億ウォン（約49兆7000億円）規模で編成し、国家の財政健全性に対する懸念が高まったためだ。政府が来年発行する国債172兆9000億ウォンのうち赤字国債は89兆7000億ウォンで過去最高となる見通しだ。

　来年から政府債務が急激に増加し、今年のように追加補正予算案を編成した場合、市場に供給される国債の量はさらに増加し、需給のアンバランスが深刻化しかねないとする見方も示されている。