https://news.yahoo.co.jp/articles/40c5e5272a756618bfac4675c7169e9abe7a756b
■夢のために我慢して嫌いな日本に来る
「私も本音のところ、日本は好きではありません。でも国と私は別問題、仕事と夢のために我慢です」
かつての韓国人留学生、ユンさん。韓国の準難関大学を卒業後、母国の専門学校を経て日本の大学へ。数年前から都内のIT系ベンチャーに勤めている。ユンさんには夢がある。そのために日本で我慢している。夢とは何だろう。
「アメリカの大学院に進むことです。世界的な企業はもちろんですが、韓国の財閥大手に入れれば最高ですね」
なるほど、ここでもアメリカだ。私が以前コロナ禍の新宿を取材中に知り合った韓国人留学生も成績が良ければアメリカに行くと言っていた。それかフランスやイギリスなどのヨーロッパ先進国、日本組は残念賞と。
「それに、韓国の財閥に入社すれば親も喜びます。一族の誇りです」
韓国語で負け犬は「チジリ」だと教えられた。スラングらしいが、なんだか底辺大学や専門学校に留学する韓国人も高卒や就職浪人で国内にくすぶっている韓国人もみんなチジリ、若者は負け犬だらけに聞こえる。地域格差も日本のそれとは比べ物にならない。
「たぶんそのコンビニの彼は地方の高卒じゃないですか? だから一緒にしてほしくないですね。私はもっと上です。もっと上を目指します」
■留学生に優しいのは韓国人が要求したわけじゃない
しかし不思議なのは、あまりよく思われていない日本に留学して大丈夫なのかということだ。経歴に傷はつかないのか。素朴な疑問を問いかけると、それは大丈夫なのだという。日本人にはよくわからない考え方だ。
「そうですか? 気持ちと現実を分けるのが韓国人です。日本人は一緒にするから子どもっぽいです」
「留学生に優しいのは日本の方針ですし、私たちが要求したわけではないですから。」
韓国人留学生「日本人は日本が好きな外人を見つけて喜んでる」「学びが少ない」
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