日本にとっての「朝鮮統一」についての考え方

（参考記事）■ボルトン元米国国家安保補佐官「日本は、南北と米国が親しくなるのを妨害」…ソン・ヨンギル議員「やはり日本」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c45be3f25b2bb0359e2be56f53995e604d8a0d66

↑の記事で「日本は朝鮮半島の平和よりも政治的・軍事的対立と緊張、また韓国と
北朝鮮の統一よりも分断が自分たちの利益と合致し、そのために一貫して行動している…」と
書かれてますけど、実際のところはどうなんでしょう。

当事者ではないので南北が統一されることは、日本にとってはどうでもいい話。
肝心なのは、それが日本の国益にどう影響するか、それ１点。それは統一それ自体ではなく、
統一の仕方によって全然違うものになる。

北朝鮮の核ミサイルが廃棄され、朝鮮半島に新たなマーケットが生まれるのであれば
歓迎もできよう。南北緊張の緩和で反日が緩むならなお良し。

だが、まったく逆の可能性もある。統一で朝鮮の経済が混乱し、その余波が日本に
押し寄せてくるのは勘弁。南北意思統一の手段としてより強力な反日をしてくる
可能性もある。さらに問題は核ミサイルだ。韓国人の意見を見てると、統一の
タイミングで北の核ミサイルをそのまま自身のものにしたい気分がありありと伺える。
北朝鮮は何を考えてるのか分かりづらい点で、彼らの持つ核は日本にとっての重大な
脅威だ。だが北朝鮮が考える主敵は米国であり韓国。日本は二の次。
一方韓国は事実上の主敵を日本として見ている。実際に統一して核が彼らのものに
なった場合、北朝鮮ほど発射の可能性は低いにしても、日本に対して様々な脅迫、
圧迫に使ってくるはずだ。

前者か、後者か。どういう統一の仕方をするか、そういう予想込みで賛成か反対かの意見になるだろう。