2020年6月12日、韓国・ZDネットコリアは、韓国の現代自動車の高級車ブランド・ジェネシスが、相次ぐ品質問題により「プレミアムブランド」という方向性にずれが生じていると伝えた。
ジェネシスは「トヨタ自動車のレクサスやフォルクスワーゲン(VW)のアウディ、メルセデス・ベンツなどに対抗できるブランドになる」ことを目標に15年に設立された。
現代自動車はジェネシスG90やG80などを発表して世界から注目を集めたが、昨年末からは相次いでさまざまな問題が発生。品質問題も浮上。GV80は変速機問題とディーゼルモデルの車体の振動現象で購入者から苦情が相次いだ。G80はステアリングホイール(ハンドル)のロック現象、外装色の組み立てミス問題が発生した。
記事は「これら全ての問題はジェネシスの掲げる方向性に合わない」とし、「特にエンジンや変速機などパワートレイン問題が続いたら、プレミアムブランドのイメージが崩れてしまう」と懸念している。
これを見た韓国のネットユーザーからも「ジェネシスは価格だけ世界トップレベル。他に優れたところはない」「見た目だけにこだわって、中身の完成度はひどいもの」「ジェネシス車は自動車を装った家電製品。ちゃんと自動車をつくってほしい」など厳しい声が続出している。
またレクサスと比較する声も多く、「トヨタはレクサスのためにより優れた職人を投入しているし、部品も別途で供給している。これがプレミアムブランドの基本だよ」「正直、品質はレクサスに比べてだいぶ劣っている」「レクサスとは真逆のイメージに向かっている」「韓国人はみんなレクサスを買おう。そうすれば現代自動車も目を覚ますだろう」などが見られた。
また韓国製品の欠陥 韓国車ジェネシス、相次ぐ品質問題で苦しい立場に
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