急増外国人に日本社会の「壁」 不当な扱い、見過ごせない

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    • 1名無し2016/11/23(Wed) 10:04:32ID:Q0MDcyNjU(1/9)NG報告

      毎日新聞2016年11月22日

       今年来日した外国人数は、10月末時点で初めて2000万人を超えた。大阪府には、昨年716万人が訪れている。勤め先近くの天神橋筋商店街には数年前から外国人客がとみに増え、タコ焼きを食べながら街を歩く姿もすっかり日常の光景となった。外国人が大勢関西を訪れてくれるのはうれしいのだが、旅行者との摩擦も増え、「壁」が顔を見せ始めている。

       まず外国人旅行者のマナーに対する苦言が増えた。「大勢で大声で話すので、もう来てほしくない」(天神橋筋のカフェ店)。日本橋の黒門市場の鮮魚店には「請不要〓」(触らないで)という中国語の貼り紙をよく見かける。

       一方、外国人旅行者が差別的な扱いを受けたという訴えを見聞きすることも増えた。10月初め、ミナミの寿司店で韓国人客に寿司に大量のワサビを付けて出し、騒ぎになった。外国人だとの理由で宿泊やレストランの予約を断られたというネット上の苦情書き込みも見かける。楽しむためにやって来た日本に「壁」があってショックを受けたという体験が、韓国、中国のネット上で徐々に拡散している。

       外国人であることを理由にした不当な扱いは見過ごせない。それはレイシズムだというのが国際基準である。飲食、旅館ホテル、不動産、交通機関など外国人と接触が多い業種には、何がしてはならない差別に当たるのか、急ぎ行政が核となって啓発活動をすべきだと思う。大阪法務局の人権擁護部に聞くと「旅行者に対する差別事案があることは聞いているが、まだ特定の業種を対象にした啓発や研修はしていない」とのことだった。

       これだけ大勢の外国人が仕事や旅行で来るのは、日本社会にとって初体験。外国人に日本のマナーを知らせる工夫が必要だし、迎える私たちは差別に対する感度をもっと高めたい。「壁」を作らせないために。<文と写真・石丸次郎>
      【全文はソース元URLで】
      http://mainichi.jp/articles/20161122/ddl/k27/040/408000c

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