日本を訪れているアメリカのボルトン大統領補佐官は、来週、韓国を訪れる予定でしたが訪問は延期され、訪問延期はムン・ジェイン(文在寅)大統領の意向だったと、韓国の議員が明らかにしています。ボルトン補佐官が訪問すれば、北朝鮮に対する制裁の緩和を目指す韓国に制裁を維持すべきだというアメリカの立場を伝えるものとみられていました。
ホワイトハウスで安全保障政策を担当するボルトン大統領補佐官は24日、安倍総理大臣と会談し、来週は韓国を訪れる予定でしたが、米韓の政府関係者によりますと、韓国訪問は延期になったということです。
ボルトン補佐官が韓国を訪問すれば、北朝鮮の非核化に具体的な進展がない中でも制裁の緩和を目指す韓国に、制裁を維持すべきだというアメリカの立場を伝えるものとみられていました。
ボルトン補佐官の訪問延期については、韓国の最大野党の議員が今月9日に開いた記者会見で、ムン・ジェイン大統領はトランプ大統領に対して、日本を訪れたあと韓国を訪問するよう求めたとしたうえで、「ボルトン補佐官が1人で来る必要はない。見栄えがよくないとアメリカ側に断った」と述べ、ムン大統領の意向だったと明らかにしています。
一方、この議員に対しては、ワシントンにある韓国大使館の職員が、会見の2日前に電話で行われたアメリカと韓国の首脳会談のやり取りを漏らしていたと、韓国大統領府の関係者が23日に認めていて、韓国では外交の信頼を揺るがす問題として議論となっています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190524/k10011928141000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_022
「5月にトランプが来ないなら雑魚に用はない」文在寅がボルトンの訪韓を拒否
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