本田は横浜市にある神奈川朝鮮中高級学校を訪れた。名古屋グランパスエイトでチームメイトだった在日コリアンの安英学の招きを受けて実現したサプライズ訪問だった。
予想もしなかったゲストの登場に、悲鳴にも近い歓声はしばらく止まなかった。
熱烈な歓迎を受けた本田は、生徒たちの前で講演し、別れ際には色紙に“仲間”という文字を書き残して行った。
「僕が一番伝えたかったのは、両国の間に歴史として様々な事があったとしても、僕らが人である限り、“仲間”になれるんだ!ということを伝えたかったんです。そしてそれを朝鮮学校を訪問することで、間接的に日本人にも同じことを伝えられればという想いがありました」
朝鮮学校の話から話題を変えた。本田に聞いてみたかったのが、「愛国心」についてだ。
日本代表としてW杯に3度も出場し、国の威信をかけた真剣勝負の場所にいたからこそ、感じるものもあっただろうし、世界のクラブを渡り歩いてきたからこそ「日本人」である大切さを感じることも多かったのではないか。
彼が朝鮮学校訪問を決意したことも、そうしたことと無関係ではないのではないかと思ったからだった。
本田の「愛国心」は「自分の国を家族と思えることが“愛国心”」という、もっと広い見地になっていた。
それこそ自分の国を大事にしながらも、“日本人”である前に“人”であることが大事。“何人”である前に、“人としてどうあるべきか”を表現することが大事だという。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimmyungwook/20181011-00100025/
本田圭佑、朝鮮学校で伝えた志、愛国心とは、日本人であることとは
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