日本と英国(UK)の違い.island

150

    • 1名無し2016/10/07(Fri) 20:04:39ID:I2Mzg3NDk(1/3)NG報告

      韓国人はよく、日本人は同じ島国である英国に親しみを感じると言うが、実際は両国の歴史、文化、国民性は大きく異なる。
       まず、どちらも島国の住民ではあるが、イギリス人は視野が狭く、外界に対して閉鎖的な島国根性であるとは誰も言わない。島国根性という言葉は、日本人が自分たちのために発明した自己叱責、自己告発の言葉である。
       地理的に考えてみると、イギリス海峡は穏やかでありヨーロッパ大陸に対して何度も侵入し、侵入されることも多かった。比べると、日本海は変化が激しく、大陸との行き来は容易ではない。太平洋の国々との距離も遠く、ほとんど接触はなかったため、地図上の距離以上に外国との心理的距離が離れていた。
       このような環境が日本独自の精神世界を生み出した。日本神話の「常世国」沖縄民話の「ニライカナイ」など、海の向こうには、典雅で艶やかで垢抜けのした何か非日常的な世界があるように思う。それは悠然とした大陸で、そこに住む人々はゆったりしていて、お互いに寛容で、おおらかで、自分たちのように偏狭な島国根性の人間とは異なるのだと想像するようになったのだ。そのような夢の世界からわざわざ訪れてくれた人を、肌の色や宗教、言語に関わらずもてなしてきた。
       話を英国に戻そう。イギリス人が日本と違い、このような幻想を持たなかったのは、その歴史に理由がある。日本で聖徳太子が「和」の重要性を説いていた時代、アングロサクソン族がブリテン島が侵入。それまで住んでいたケルト族は虐殺され、生き残りはアイルランドに逃げていった。悲劇はこれで終わらず、2世紀後にはバイキングが侵入。徹底的に略奪、破壊を行った。このような侵入を繰り返す中で、言語、文化のミックスが進み、英国人は現実に起こる事象に対してシニカルな目線で見つめるようになった。そして日本が鎖国をして幻想の世界に遊んでいる中、ニュートンの登場、産業革命など、英国人のシニカルで現実的な態度が人類社会の常識を大きく覆すことになったのである。以下三行要約
      日本は理想主義。夢見がち
      英国は現実主義。冷笑的
      ご静聴ありがとうございました。

レス投稿

画像をタップで並べ替え / 『×』で選択解除