京畿道(キョンギド)安養(アニャン)でチキンの配達員をする23歳の男性が、インターネットサイトで「胸に響いたエピソード」を打ち明けた。男性によると、11日午後2時ごろ、言語障害のある中年女性から注文の電話があった。しかし女性が注文内容をスムーズに伝えられなかったため、横にいた幼い子どもが「すみません。お母さんの具合がちょっと悪くて。ハニーコンボを一つお願いします」と電話口で伝えてきたという。
子どもが指定した配達先は、建物の半地下にある狭い部屋。苦しい生活の中でも息子にチキンを買ってあげたいという母親の愛情を感じた男性は、「自分のお金でチキンをプレゼントしたい」と思うようになったそうだ。
親子に気分よくチキンを受け取ってもらうにはどうしたらいいか…。悩み抜いた末、男性は機転を利かせて「7番目のお客さまに無料でチキンを差し上げる」ということにした。予想外の特典に、母親と子どもは大喜びしたという。
親子はその後も店に電話をかけてきて「本当に無料なのか」と確認し、再度感謝の気持ちを伝えたそうで、男性は「胸がじんとしてうれしかった。(自分も)母親にもっとよくしてあげなければと思うようになった」と明らかにした。
Kyochonチキンの広報チームによると、一連のストーリーは事実であることが確認され、該当の男性配達員に対し激励金を贈ろうとしたが、男性は「大したことをしたわけでもないから」と辞退したそうだ。広報チームは「会社を輝かせてくれた職員を、どのように激励したらいいか内部協議中」と話している。
http://www.recordchina.co.jp/b176622-s0-c30.html
韓国チキン屋で心温まるストーリー
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