韓国経済はかつて、「日本を追い抜く」「世界を牽引する」と喧伝された。
それが今、苦境に喘いでいる。
なぜ韓国は、経済の面で先進国になりきれないのか?
大前研一氏が解説する。
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一般的に1人あたりGDPが2万ドルを超えると中進国、3万ドルを超えると先進国とされる。
だが、3万ドル経済に向かおうとする中進国は、しばしば為替や労働コストが高くなって競争力を失い、3万ドルに近づくと落ちるという動きを繰り返す。
これが「中進国のジレンマ」だ。
韓国経済も、調子が良くなるとウォンや労働コストが高くなり、そのたびに競争力を失って落ちるという悪循環に陥っている。
なぜ韓国は「中進国のジレンマ」から抜け出せないのか?
最大の理由は、イノベーションがないことだ。
日本は素材を中心とした広範な分野のイノベーションと生産性向上によって、為替や労働コストの上昇を乗り越えた。
スイス、イタリア、フランス、ドイツなどはブランド、マーケティング、デザイン力による高級化・高価格化という
かたちでイノベーションに成功した。
韓国は、そのどちらもできていないのだ。
http://www.news-postseven.com/archives/20170417_508491.html
大前研一氏。日本の経営コンサルタント、起業家。
韓国に対しては、いくら日本を批判しても自国の改善にはつながらないことに思い至り、自分たちが真の先進国になるためにはどうすればよいか、冷静に考えられるようになるまで待つほうが良く、それまでは、韓国が何を言おうが無視して、韓国パッシングするスタンスが賢明であると主張している人。
大前研一氏指摘 韓国がいつまでも「先進国」になれぬ理由
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