観光が地域経済の鍵に…「日本は成功、韓国はなぜ遅れるのか」

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    • 1名無し2025/12/19(Fri) 09:25:13ID:g1NTU2NzU(1/1)NG報告

      韓国の経済成長率が1%台にとどまる中、地域経済の衰退や人口減少が進み、成長エンジンの多くが失われつつある。こうした現状を受け、観光を国家の主要戦略産業と位置づけるべきだと訴える声が高まっている。

      「今の韓国に残された、ほぼ唯一の成長手段は観光です」。そう語るのは、韓国・慶熙大学ホテル観光学部のチェ・ギュワン教授。「観光はGDPに直接的な影響を与え、地域と雇用の再生にも繋がる“最後の産業”」

      チェ教授は、観光を経済成長の柱とする日本の戦略に注目する。「日本は製造業の成長に限界を感じ、観光を国策として押し上げた。結果、観光は自動車に次ぐ“輸出第2位”の産業になった」

      韓国も外国人観光客による支出を“輸出”と捉え、単なる「サービス消費」ではなく「外貨獲得産業」として再評価すべきだと訴えた。

      観光を“雰囲気が良ければ伸ばす産業”と捉えるのは間違いだという。「韓国の観光政策は“訪韓客数3000万人”のようなスローガンに偏っている。大統領自らが観光を国家KPI(重要業績指標)に据えるべきだ」。チェ教授は、トップダウンのリーダーシップの必要性を強調した。

      チェ教授は、観光がもたらす具体的な経済効果にも言及した。韓国経済の構造上、製造業は頭打ち、労働投入は減少、資本収益率も鈍化する中で、残された道は「サービス業の生産性向上」だと説く。

      観光は、消費を生み、宿泊、飲食、運輸、小売など地域密着型の零細自営業に直接波及するため、「自動車の輸出で地方の食堂は潤わないが、観光消費なら可能」と指摘する。

      韓国が観光に伸び悩む原因は「観光資源の不足」ではなく「アクセスの不便さ」にあると断じた。例として、釜山と慶州を結ぶ交通が3~4時間もかかる現状を挙げ、「海外客は移動に難があれば目的地自体を諦めてしまう」と語る。“1時間おきの定時運行”だけでも信頼が生まれ、マーケットが自然に広がる。大阪や台北の近郊ツアーを例に挙げて説明した。

      また、地域空港の活用不足も問題視。韓国有数の観光地である江原道(カンウォンド)に位置する襄陽(ヤンヤン)空港が「ほぼ空港として機能していない」とし、交通の接続性が改善されれば、消費活動の拡大=GDP成長につながると主張する。

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