円だけじゃない、歴史的な安値圏に突入した韓国ウォン

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    • 1名無し2025/11/26(Wed) 16:28:32ID:czMDExNzI(1/1)NG報告

       今の水準は確かに、「非常戒厳令」の時並み、あるいはそれよりもウォン安とも言える。
       韓国の政治が不安定になることを警戒した外国人投資家などがウォンを売り、2024年11月末に1ドル=1300ウォン台だったウォンは、値を下げた。年末には1ドル=1477ウォンになった。
       
      「ウォン安、ドル高になっているのは、簡単に言えば需要に対してドルが足りないから。企業も個人もドルでの投資に積極的だからだ」

       韓国は輸出依存度が高く、輸出が成長の源泉だ。半導体、造船、防衛関連など、引き続き輸出が好調な業種、企業も少なくない。貿易黒字が大変を占める経常収支も、1~9月の累計で827億ドルだった。

       ドルを稼いだ企業はウォンに交換して設備投資などにあてた。大量のドルが流入するから経常黒字が膨らむほどドル安、ウォン高になる傾向が強かった。
       ところが、最近は企業の動きが変わってしまった。先の韓国紙デスクは言う。

      「投資先が国内工場よりも海外工場の方が多いという企業も少なくない。ドルを稼いでそのまま海外投資に使ってしまう」

      「地政学的な問題など対外不安要因が多く、企業はできるだけ安全資産であるドルで保有し続ける傾向が強まっている」

       つまり、ドルを稼いでも、ウォンに替えなくなってきたのだ。

       韓国での株式投資ブームは、日本とは次元が異なる熱さだ。特にここ数年感じるのが、米国株への関心の高さだ。

       テスラ、エヌビディア、AI関連企業・・・筆者の周辺でも、米国の有名企業に投資しているという韓国人は少なくない。

       韓国には早朝から米国の証券市場の動向を詳細に解説する経済ニュースチャンネルやユーチューブチャンネルが多い。個人が、韓国株だけでなく、米国株の動向にも敏感で、投資にも積極的だ。
       いくらドルを稼いでも、ドルで保有しておくか、海外直接投資や証券投資で海外に出て行ってしまう。

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