【ソウル竹次稔】韓国の禹元植(ウウォンシク)国会議長は16日、自民党と日本維新の会の連立政権が憲法改正に向けた動きを活発化させていることに対し「日本を『戦争可能な国家』に変えることを懸念している。韓国と周辺国は絶対容認できない」と自身のフェイスブック(FB)に投稿した。領土、歴史問題についても、最近の日本政府の動きを批判した。
与党「共に民主党」出身の禹氏は同日、ソウルであった日韓議員連盟と韓国側の議連の合同総会に出席した後、投稿した。与党側にある日本への不満を代弁したとみられる。
改憲について「東アジアの平和秩序の根幹を揺るがす」と強調。未来志向で安定した日韓関係のためには(1)痛ましい歴史の直視(2)経済協力の深化(3)朝鮮半島の平和のパートナーとしての協力-の三つが必要と訴えている。
島根県の竹島など領土問題について日本政府の立場を紹介する「領土・主権展示館」(東京都)が今月、新たな施設を整備したことについては「未来世代に誤った認識を植え付ける」として、即時閉鎖を求めた。
新潟県佐渡市の世界文化遺産「佐渡島(さど)の金山」を巡り、労働者の強制性の表現で両国政府の意見が折り合わず、韓国側は9月の追悼式を欠席した。「強制労働の歴史を現地に展示するなどの約束が履行されておらず、反省と責任ある態度を求める」とした。
韓国議長、日本の改憲は「容認できず」 フェイスブックに投稿
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