トランプ関税の55%を米消費者が負担、物価上昇見通し-ゴールドマン

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    • 1名無し2025/10/14(Tue) 08:07:02ID:I5OTEwOTA(1/1)NG報告

      米消費者は年末までに関税コストの55%を負担する可能性が高く、米企業の負担分は22%にとどまると、ゴールドマンは予想。国外の輸出業者は価格を引き下げて関税分の18%を吸収し、残り5%は回避されるとしている。

      価格転嫁には時間がかかるため、「現時点では米企業のコスト負担分がより大きいとみられる」とゴールドマンのエルシー・ペン、デービッド・メリクル両エコノミストは12日付の顧客向けリポートに記述。「最近発効した、また今後発効する関税が、今年初めに導入された関税と同様の影響を価格に及ぼす場合、最終的には米国の消費者が関税コストの55%を負担することになる」と続けた。

      米関税措置は今年これまでに、個人消費支出(PCE)コア価格指数を0.44ポイント押し上げており、12月までには同指数を3%に押し上げる見通しだと、同エコノミストらは分析した。

      トランプ大統領は、貿易赤字の縮小と米国内製造業の促進を目的に、関税措置や貿易制限を相次いで打ち出し、世界貿易の構図を一変させた。トランプ氏や政権当局者は、関税を負担するのは貿易相手国だと主張してきたが、実際には米輸入業者が税関・国境警備局(CBP)に関税を支払っている。企業がコストを転嫁すれば、消費者は物価上昇に直面することになる。一方、国外企業は市場シェアを維持するために価格を引き下げ、関税分を自ら吸収している。

      トランプ氏は8月、ゴールドマンが市場と消費者物価が受ける関税の影響を「読み違えた」と自身のSNSで主張し、批判の矛先をデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)に向けていた。トランプ氏はなぜゴールドマンに不満を抱いているのか、具体的に触れなかったが、同社のエコノミストらは当時のリポートで、トランプ関税が及ぼす消費者物価への影響について、顕在化は始まったばかりだと指摘していた。

      ゴールドマンの今回のリポートには、トランプ氏が中国に対して100%の追加関税を課し、すべての重要ソフトウエアに対中輸出規制を導入すると最近示唆した動きは含まれていない。「対中関税率に変更が生じるとは想定していないが、ここ数日の動向は大きなリスクを示唆している」と両エコノミストは記した。

      原題:Goldman Sees US Consumers Paying More Than Half of Trump Tariffs(抜粋)

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