米半導体製造装置アプライドを中国企業が提訴-技術盗まれたと主張

1

    • 1名無し2025/08/14(Thu) 16:35:01ID:k0MjM3NDg(1/1)NG報告

      (ブルームバーグ):半導体製造措置メーカー米最大手アプライド・マテリアルズに中核技術を盗まれたとして、同社を相手取る訴訟を中国同業の北京屹唐半導体科技が提起した。半導体関連技術を巡り、米中間の対立が深まっている。

      同社が上海証券取引所に提出した文書によると、北京知識産権法院に提訴した。ウエハー表面処理にプラズマ源を応用する中核技術をアプライドが不正に取得・使用したほか、公開したと主張している。訴えは受理されたが審理はまだ始まっていないという。

      文書によれば、アプライドが北京屹唐の米完全子会社マットソンから以前採用した2人は、北京屹唐が持つプラズマ技術の機密情報にアクセスできる立場にあった。両者を発明者とする特許をアプライドが中国国家知識産権局に出願し、北京屹唐とマットソン共同の営業秘密が公開されたとしている。

      北京屹唐は「特許の出願は中国の反不正当競争法に違反し、営業秘密を侵害。原告の知的財産と経済的利益に重大な損害をもたらした」とし、アプライドが同技術を中国の顧客に売り込み販売している疑いがあるとも主張。同社に営業秘密の利用中止と関連資料の廃棄のほか、約1億元(約20億円)の損害賠償を求めている。

      北京知識産権法院の業務時間外に複数回問い合わせたが、回答は得られなかった。アプライド側からもコメントは得られていない。

      世界の主要半導体製造装置メーカーは米国とオランダ、日本の企業が占めているが、米国は対中規制を強化。この影響で中国企業は、最先端半導体の製造に不可欠でオランダのASMLホールディングが手がける極端紫外線(EUV)露光装置の入手を阻まれている。また、こうしたASMLの技術はアプライドやラムリサーチなど米企業によるサポート抜きには半導体製造工場で稼働させることができない。

      今回の提訴は中国による米国への対抗措置の一環と見なされる可能性もある一方、北京屹唐とアプライドはすでに別の係争を抱えている。アプライドは2022年、企業スパイ行為があるとしてマットソンを提訴。同社は不正行為を否定した。

      原題:US Chip-Gear Maker Sued in China Over Alleged Trade Secret Theft(抜粋)

レス投稿

画像をタップで並べ替え / 『×』で選択解除