アメリカとEUの関税交渉が合意に達したが、この過程で、EUは、従来の多国間ルール主義から大きく変質して、短期的利害を重視した。アメリカは、日欧から巨額の投資約束を獲得したが、これによってアメリカの製造業が活性化することはなく、むしろ衰退するだろう。
トランプが関税政策を発動した目的は、アメリカ経常収支赤字を減額することだ。そして、アメリカ国内で、自動車、鉄鋼など、従来型の製造業の生産を増やし、この部門での雇用を増やすことだ。
この目的のために、対米投資の増加は、重要な意味を持っている。
しかし、仮にこれだけの投資が実現できたとしても、それがアメリカ経済の復活につながるかどうかは、大いに疑問だ。
むしろ、アメリカ経済を衰退させてしまう危険の方が大きい。2000年以降のアメリカ経済は、自動車や鉄鋼など古い製造業によって成長したのではない。アップルやエヌビディアに代表される「ファプレス製造業」の発達によって成長した。これは設計や販売に特化し、生産自体は世界中の様々な受託製造会社に委託するという方式だ。トランプの政策は、これを逆行させようとするものであって、愚かな施策だとしか言いようがない。
https://gendai.media/articles/-/155512根本的な理解は出来ていないメディアの馬鹿報道をそのままレスする典型(笑)トランプ関税の真の目的は各国とのディールを有利に進める事と中国潰し。この観点から一連のトランプ政策を見ていくと辻褄が合う。
トランプ関税がアメリカを衰退させる…
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