かつては不買運動「ノージャパン」の対象だった日本製品が、現在の韓国市場では消費者から高い支持を得ている。日本への反発が薄れ、訪日旅行が増加したことを背景に、流通業界も積極的に日本企業とのコラボ商品を展開している。
韓国関税庁の統計によれば、2025年上半期(1~6月)の日本ビールの輸入量は4万3676トンで、前年同期比10.2%増加。過去最多だった2018年上半期(4万2962トン)を超えた。かつて日本政府による対韓輸出規制をきっかけに日本製品ボイコットが始まり、2020年には6490トンまで急減したが、今年は「ノージャパン」以前の水準に完全回復した。
流通現場でも日本人気は鮮明だ。GS25は東京発のディスカウントストア「ドン・キホーテ」とコラボし、ソウルの百貨店「ザ・現代ソウル」でポップアップストアを展開。早朝から入場待ちの「オープンラン」が続き、商品は連日早期完売、8日間で来場者は1万人を超えた。
また、ロッテ百貨店が初めて開いた日本ブランド「BEAMS」のポップアップも大盛況で、開店前から数百人が2時間以上列を作った。かつて不買運動の標的となったユニクロも、2024年に5年ぶりの年商1兆ウォンを回復している。
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「ノージャパン」は昔の話…韓国消費者を席巻する“日本マーケティング”
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