「韓国企業進出は戦略的通路」…韓国防衛産業、東南アジアの開拓者に

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    • 1名無し2025/05/22(Thu) 00:02:35ID:YxNjM2NzA(1/1)NG報告

      マレーシアのランカウィで20日に開幕した「マレーシア国際海事・航空宇宙展示会(LIMA)2025」のMBDAブース。欧州のミサイルメーカーであるMBDAは韓国航空宇宙産業(KAI)のKF21の大型モックアップを前面に出した。MBDAの長距離空対空ミサイル「ミーティア」をKF21のモックアップに装着して広報戦に出たのだ。

      このようにLIMA2025で韓国防衛産業はひとつの興行要素として活用された。韓国企業に向けられた関心を超え韓国防衛産業の人気を戦略的に活用しようとする海外企業の歩みは注目すべきものだった。

      実際にLIGネクスワンは昨年末に東南アジア市場の拠点確保に向けマレーシアに事務所を開設した。▽中距離・中高度地対空誘導兵器「天弓-Ⅱ」▽艦対空誘導弾防衛兵器「海弓」▽携帯用短距離対空誘導兵器「神弓」――のLIGネクスワンの3種の誘導兵器の中でも海弓はマレーシア輸出市場の優先目標だ。マレーシア海軍が長期間運用してきたMBDAのミサイルを置き換えるならば海弓に競争力があるとみたのだ。LIGネクスワン関係者は「納期、技術移転、事後管理などで長所が多く海弓が注目されていている」と話した。

      東南アジア最大規模で行われる今回の防衛産業展示会は24日まで開催される。25カ国から512社が参加した。韓国からはKAI、LIGネクスワン、HD現代重工業の大手3社と、中堅・中小企業9社が参加した。

      防衛産業業界では今回の展示会を通じ韓国企業が新興市場として東南アジアの潜在力を確認するのにとどまらず、東南アジアの地政学的状況を確認して市場の理解度を高めるべきという話が出る。ますます明確になるコストパフォーマンス選好現象が代表的だ。中国の軍事的膨張に対抗し軍備競争に突入した東南アジア諸国が圧倒的な性能より信頼度の高い武器を望んでいるということだ。実際に米ロッキード・マーチン、ボーイングなど高価な武器システムに注力する大型防衛産業事業者は今回の行事に参加しなかった。

      これは特定の主敵を持たない東南アジア諸国がそれぞれの利害関係により陣営に束縛されず実用的に武器を導入できるという意味でもある。業界関係者は「展示会場でイラン、中国、ロシアの国営防衛産業企業が積極的にマーケティングする姿がこうした状況を裏付ける」と解釈した。

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