国民の力予備選に見るあまりに低レベルなやりとり
国民の力の大統領候補を選ぶ1回目の討論会が20日に開催されたが、そこではあまりに低レベルのやりとりが目に付いた。まず洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補は韓東勲(ハン・ドンフン)候補に「若い人から質問してくれと頼まれた」とした上で「シークレットシューズ(背を高く見せる靴)履いているのか?」と問いただした。これに対して韓東勲候補は「そんなこと質問する人はおそらく若くない」と答えた。洪準杓候補は「パーマをしたのか、補整下着を着ているのかなどの質問は幼稚なのでやらない」と述べ、韓東勲候補は「確かに幼稚だ」と応じ「B級政治だ」と指摘すると、洪準杓候補は「イメージで政治をやるなと遠回しで言いたかった」と反論した。韓東勲候補は「眉毛アートメーク1号の政治家がイメージ政治を語る資格があるのか」と批判した。羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)候補は安哲秀(アン・チョルス)候補に「他の巣に卵を産むカッコウ」と言い、安哲秀候補は「恥知らずの極致だ」と反論した。
自分たちが何をするというビジョンや公約は後回しで、共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)候補への批判に明け暮れている。国民の力候補全員の支持率を合計しても李在明候補1人に大きく及ばないが、これも今の状況と無関係ではない。このような渦中で「尹錫悦新党」を巡る騒ぎまで起こった。
国民の力は近く大統領候補を選出するだろう。しかしシークレットシューズがどうこうといったやりとりが今後も続くようでは、誰が候補者になっても国民の力は有権者の関心を得られなくなるだろう。李在明候補の独走状態にある共に民主党予備選挙について国民の力執行部は「スイープ(一掃すること、圧倒的な勝利)独走」「一党独裁」などと批判している。しかし李在明候補の独走に最も貢献しているのは他でもない、尹錫悦前大統領と国民の力であることを知るべきだ。
韓東勲候補に質問「背が高くなる靴履いてるの?」「地毛なの?」
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