やはり日本は米国のかゆいところを正確を掻いた。そして日本の利益を何気なくのせた。
トランプ政権2期目は「米国を再び偉大に(MAGA)」を叫びながら孤立主義に戻ろうとしている。このような時に日本が中国に対抗するとして手を挙げたのが「一つの戦域」だ。米国をインド太平洋に括っておきながら日本の地位を高めようという狙いが隠れている。
米国と日本が韓半島と東・南シナ海を「一つの戦域」にすることを望む背景には「台湾事態」がある。中国が台湾を侵攻する場合、北朝鮮は在韓米軍の足を引っ張ろうとして韓半島で武力挑発を起こす可能性が高い。
また、中国は米国の戦力が配置された沖縄やグアムを攻撃する可能性がある。現在のように在韓米軍は韓半島だけ、在日米軍は日本だけと分けて守るのが難しい環境だ。実際、中国は有事の際、東部戦区(台湾)、北部戦区(韓半島)、南部戦区(南シナ海)を一つにする指揮体系を検討しているという噂が聞こえる。
最近、米国は韓米日の反中同盟を内心望んでいる。「歴史葛藤」のために韓国と日本が今すぐ手を握るのは難しい。それで「一つの戦域」が代案として提示されたのだ。米国と日本は水面下で「一つの戦域」をビルドアップしている。
◆米国、韓国新政権に全方位圧力の可能性
最近米国から聞こえる噂によると、日本の強力なロビー活動のため米国がインド太平洋軍司令部の太平洋空軍司令官を4つ星から3つ星に下げ、4つ星を在日米軍に与えようとしているという。
トランプ政権2期目の任期内に戦時作戦統制権を韓国に転換する場合、連合司令部副司令官となる在韓米軍司令官を4つ星から3つ星に下げる可能性もある。文在寅政権とぎこちない関係だった国連軍司令部を日本に送るという話も聞こえる。国連軍司令部は1953年7月24日に東京で創設され、停戦協定を管理しようと1957年7月1日にソウルに移った。
こうした構図が現実化すれば、韓半島防衛は対中国戦略の従属変数に転落する。
https://japanese.joins.com/JArticle/332686?sectcode=120&servcode=100
【コラム】米国に「一つの戦域」投げかけた日本の思惑
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