欧州連合(EU)が、日本や英国など12か国が参加する環太平洋経済連携協定(TPP)との連携強化を模索している。関税引き上げを乱発するトランプ米大統領に対抗し、自由貿易を推進する狙いだ。
EUの執行機関・欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長は15日、シンガポールのローレンス・ウォン首相と電話会談し、「公平で開放的な世界貿易システムは重要だ」と強調した。
10日にはニュージーランドのラクソン首相と電話会談した。ラクソン氏は10日の演説で「TPP加盟国とEUが協力してルールに基づく貿易を推進し、具体的な約束を行う可能性がある」と述べた。
EUはトランプ関税の悪影響を避けようと、南米や中東などとも貿易連携を急いでいる。
EUがTPPとの連携強化を模索…関税引き上げ乱発のトランプ大統領に対抗
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