ワールド・ポピュレーション・レビューが発表した「世界中の報道や世論調査を総合した」今年の調査に基づき、「世界で最も嫌われている国」を示す地図を作成。今年はアメリカが2位にランクインした。
世界各地で戦争が継続し、さらにはドナルド・トランプ米大統領の大規模な関税の導入によって市場が混乱する中で国際関係は現在、緊張状態にある。ワールド・ポピュレーション・レビューの調査結果よると、世界で最も嫌われている国は、1位が中国、2位がアメリカ、3位がロシアだった。
ワールド・ポピュレーション・レビューは、中国に対する否定的な世論の理由として、独裁体制、劣悪な労働環境の疑い、環境汚染への寄与、香港、台湾、マカオへの独立を認めないこと、ウイグル族への対応などを挙げている。
ロシアについては、「ロシア政府は、個人の権利と自由、そして民主主義を厳しく制限している」と指摘している。ウクライナ戦争についても言及し、ロシアを「強気な侵略者」と評している。
アメリカについては、「アメリカに対する敵意の主な原因は、自国に有利な形で国際的な出来事に影響を与えようとする際に、度を超す傾向にある」と説明している。「この国が『最も嫌われている国』のリストに入ったことに、多くのアメリカ人は驚くかもしれないが、アジア人やヨーロッパ人の多くは驚かないだろう」
イギリス、ドイツ、日本、韓国、トルコ......
さらに、アメリカはしばしば文化戦争で怒りを買っているとし、「リベラル派と保守派の間の根深く、敵対的な政治的分裂」にも言及している。また、「アメリカ人の銃器とファーストフードへの愛着」や「アメリカ人の特権意識」も嫌われる原因として挙げている。
これら3カ国に続き、嫌われている国のトップ10には、北朝鮮、イスラエル、パキスタン、イラン、イラク、シリア、インドがランクイン。その後には、イギリスやドイツ、日本、韓国、トルコなどが20位までに入っている。
ワールド・ポピュレーション・レビューは、「世界のどこに住んでいようとも、ほとんどの人は他国に対して特定の見解を持っている」と述べている。
「世界で最も嫌われている国」ランキングを発表...
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