[バンコク 30日 ロイター] - ミャンマーの襲った大地震を受けて近隣諸国は30日、救援物資や救助隊を派遣、国際支援が活発化している。
ミャンマー軍事政権は28日に発生したマグニチュード7.7の地震により、少なくとも1600人が死亡、3400人が負傷したと明らかにしている。
米地質調査所の予測モデルでは、ミャンマーでの死者数は1万人を超え、損失は同国の年間経済生産を上回る可能性がある。
タイ当局によると、首都バンコク全域で17人が死亡、倒壊した建設中の高層ビルでは少なくとも78人ががれきの下で行方不明となっている。
震源に近いマンダレーでが全域で多くの人が倒壊した建物の下敷きになっている恐れがあるが、重機がないため救出が進んでいないという。
近隣諸国のインド、中国、タイのほか、マレーシア、シンガポール、ロシアから救援物資や救援チームが派遣されている。
ただ国連によると、ミャンマーでは空港、高速道路、橋などの重要インフラが被災したため支援活動が遅れている。
ミャンマーの反政府勢力は、30日から2週間の攻撃や軍事行動を停止すると発表した。
ミャンマー地震、インフラ被災で遅れる支援 死者1万人超えの推計も
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