インターネット速度測定サイト「スピードテスト」の最新グローバルインデックスデータをもとに、韓国のインターネット速度の現状を調べた。
スピードテストは145カ国のモバイルと183カ国の固定ブロードバンド速度を比較し、ランキングを作成している。今回のデータは、昨年11月から今年1月までの3カ月間に収集された結果を反映したものだ。
韓国はかつてインターネット速度で世界をリードしていた国だった。2010年には、226カ国の中で平均速度1位を記録し、グローバルな強者として君臨していた。しかし、スピードテストによると、現在の韓国はモバイルインターネット速度で世界9位にとどまっている。平均ダウンロード速度は195.27Mbpsで、かろうじてトップ10に入った程度だ。
固定ブロードバンドの状況はさらに深刻だ。韓国の順位は24位で、平均ダウンロード速度は193.49Mbpsにとどまっている。
世界の固定ブロードバンド平均は、ダウンロード速度が97.61Mbps、アップロード速度が52.84Mbps、遅延時間が9msだ。韓国はグローバル平均よりは速いものの、過去の地位と比べると成績は振るわない。
かつて「インターネット強国」と呼ばれていた韓国が、今ではモバイル速度でアラブ首長国連邦(UAE)の545.94Mbpsに大きく遅れをとり9位、固定ブロードバンドではシンガポールの336.45Mbpsに押され24位まで転落した現実は痛烈だ。
モバイルインターネット速度部門の1位はアラブ首長国連邦(545.94Mbps)。カタールが521.51Mbpsで2位、クウェートが314.39Mbpsで3位と、中東諸国が上位を独占した。
ブルガリアが252.05Mbpsで4位、バーレーンが213.09Mbpsで5位、ブラジルが210.38Mbpsで6位、サウジアラビアが201.08Mbpsで7位、デンマークが198.33Mbpsで8位、ジョージアが184.56Mbpsで10位となった。
5Gネットワークが普及しているにもかかわらず、モバイル速度が9位という現状は、過去の栄光を思い出すと物足りない。固定ブロードバンド24位という順位も、「光ファイバーインフラの強国」としての名声にふさわしくない。
『世界でインターネット速度が最も速い国』シンガポールが1位、UAEが2位、香港が3位、韓国は…
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