事の発端は、世界棋戦の一つである「LG杯世界棋王戦」決勝3番勝負。
決勝の対戦は、中国人棋士 柯潔 と韓国人棋士 卞相壹 の対戦となったのだが、第1局で柯潔勝利の後、事件は第2局で起きた。何と柯潔が、アゲハマを碁笥の蓋の上に置かなかったということで警告を受け、警告を二度無視したことで、反則負けを喫してしまったのだ。
こんなことは前代未聞。
日本では、将棋で二歩は反則負けとなるが、これは秒読みに追われてのミスであることが殆どだ。
今回の場合は違う。ミスではなくて故意に反則を犯したと思われる。
これを受けて、柯潔は第3局をボイコットし、結果、卞相壹0勝2反則勝ちで優勝となった。
さて問題はこの後だ。中国囲棋協会が、中国リーグへの外国人棋士の参戦を排除すると声明を発した。
日本からは、過去に河野臨、林海鋒、王立誠、羽根直樹、一力遼らが中国甲級リーグに単年度で参戦したことがあるが、定常的な参戦は無い。一方、韓国人棋士は、トップ棋士らが軒並み名を連ねている。
中国リーグの外国人棋士というのは、ほぼ韓国人棋士という状態なのだ。
実際に、数々のタイトルを取ってきた韓国人棋士 朴廷桓は、2024年「深圳龍華」チームに所属し、12戦全勝とチーム成績に大いに貢献した。LG杯棋王戦で優勝となった卞相壹も戦績は5勝8敗ではあったが「竜元明城杭州」チームに所属していた。
この排除措置が、韓国人棋士約20人に影響を及ぼし、韓国側の経済的損失は1000万元を超えるという。
これが限韓令のように今後も続く政策の一環であるなら、その影響も馬鹿にならない。
どうやら、これは中国側が意図的に韓国人排除を目論んで事を進めた結果であるようだ。
韓国内での親北・親中勢力の台頭に関わらず、中国側は韓国を排除しにかかっている。
囲碁界に激震!限韓令に続き、中国囲碁界が韓国人棋士を締め出しにかかる.
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