田中角栄は新潟の普通の農家の長男として生まれた。
父親は最初は牛馬の売り買いの馬喰(ばくろう)をしていて、その後競馬の馬主となり、家業の農業は一切やらなかったので、農業は角栄の母親が苦労しながらひとりでやっていた。
角栄が小学生の時、福島にいた父親から新潟の家に電報が来て、親戚からカネを借りて急いで福島に持って来いという。
親戚からカネを借りるのも、福島の父親の元に持って行くのも角栄に任された。
親戚はカネを貸してくれたが、今後は親戚付き合いをやめると言い渡された。
そのカネを持って小学生の角栄は新潟から福島までカネを届けた。
その後、角栄の父親は北海道に土地を買い牧場を造るといい、ドイツからホルスタイン乳牛を3頭輸入することにした。
しかし3頭の内2頭は日本に向かう船の中で死に、行き残った1頭を横浜から新潟の実家に連れて来たが、自宅に着いたその日に死んだ。
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