パリ五輪開幕まで1カ月を切った。真夏の大会とあって猛暑対策と体力管理が必須となるが、大韓体育会は万全の準備を進めているようだ。
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パリ五輪は“エアコンなし”で行われる。「環境にやさしい五輪」を標榜しているからだ。
もっとも、パリの夏は40度を超えるケースもあるため、日本をはじめアメリカやオーストラリア、欧米各国は独自にエアコンを設置する方針だという。
そんななか、大韓体育会は“冷感ベスト”を準備した。
暑さで体力を消耗した韓国の選手たちは、このベストを着て熱中症を防ぐ予定だ。
6月26日、忠清北道(チュンチョンブクト)鎮川(チンチョン)郡の鎮川選手村で行われた「2024パリ夏季五輪D-30メディアデー」で、大韓体育会関係者は冷感ベストについて「アイスパックとは異なり、冷媒剤が入っているため、2~3時間ほど涼しさが維持される。18度でこの冷媒剤が凍るからだ。冷凍庫に入れれば20分で凍る」と説明した。
実際に冷感ベストを着用してみると、本当に涼しかった。また、想像以上に軽く、着ていても活動しやすかった。
関係者は「熱中症予防はもちろん、局所部位のアイシングにも活用できる。選手が練習と試合を終えて宿舎に帰ってきても、冷凍庫に入れておけば、すぐに取り出して使うことができる」と話した。
この冷感ベストは、6月26日午前時点で五輪出場が確定した選手140人全員に支給される。
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日本はエアコン持ち込むパリ五輪、韓国は“冷感ベスト”で猛暑対策
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