五輪出場を相次いで逃す韓国 サッカーもバスケもバレーも 超少子化社会が抱える苦悩

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    • 1名無し2024/06/18(Tue) 11:28:08ID:g5MjM1MzY(1/1)NG報告

      五輪スポーツの団体球技で韓国の不振が深刻だ。サッカー男子は、東京大会まで続いていた連続出場が9大会で途切れ、団体球技で出場権を得たのは、ハンドボール女子だけ。背景には、「超少子化」の社会がある。現場を訪ねると、危機感が広がっていた。

      4月20日、ソウル市南部にある仁憲高校の体育館では、バスケットボールの試合が開かれていた。プレーを見ていると、明らかに一方のチームの選手の体格が一回り細い。仁憲高校の対戦相手は、近くの私立中学のバスケ部だった。以前は対戦相手だった高校のバスケ部が廃部になり、スカウトも兼ねて中学生と練習試合をするという。

      今は国内女子リーグの強豪、ウリ銀行でコーチを務めるチョンさんは「バスケ部に5人しかいない高校もある。反則で退場になれば、4人で試合をすることもあると聞きます。出生率は0.72でしょう。人口が減れば、スポーツをする人が減るのも当たり前」

      出生率が1を下回るのは、先進国が名を連ねるOECD加盟38カ国で、韓国だけだ。

      韓国の学校の部活動は日本とは違い、将来、大学、さらに代表チームをめざす層と、そうでなく楽しむ層とで明確に分かれている。少数精鋭によるエリート強化が伝統として息づく。

      バスケの場合、高校で連盟に登録する運動部は全国で男子が30、女子が19しかない。女子の部員数は昨年度で計142人と、30年前に比べて半分以下に減った。

      1988年のソウル五輪、2002年のサッカー・ワールドカップ(W杯)日韓大会は、韓国を世界にアピールする舞台装置であり、国民の士気高揚にもつながった。だが、そんなスポーツの役割は、過去のものになりつつある。

      4月27日に配信された「朝鮮日報」(電子版)の見出しに、悲哀がにじんだ。

      サッカー男子のパリ五輪最終予選で、韓国は準々決勝でインドネシアに敗れ、出場を逃した。見出しは、さらに続いた。

      「没落した韓国スポーツ界、パリ五輪選手団の規模はここ48年間で最小」

      「常連」のバスケやバレーなども、出場を逃したのだ。

      兵役免除のために五輪でメダルをめざす夢は、若者たちにとっての魅力が薄れている。野球、サッカーのように、国内リーグにとどまらず、海外へ羽ばたける競技にあこがれることはあっても、そうではない団体球技の将来は明るくない、と見る。

      https://l.smartnews.com/C1CbX

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