「ドルスマイル」に力失う韓国銀行…通貨政策転換は容易でない

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    • 1名無し2024/06/13(Thu) 12:49:12ID:AzNzEwNzY(1/1)NG報告

      ドルは米国の景気が熱ければ熱いなりに、冷めれば冷めたなりに価値が上がる傾向がある。現在は米国景気が巡航しているだけに「強いドル」に勢いがある。韓国は米国の景気が「適度に温かい」状態に入り込むことだけを待つ姿だ。米国より先に金利を下げるのは現在では選択肢の外だ。為替相場が1ドル=1400ウォン台を超えるか懸念するからだ。

      ドルスマイル理論によると、米国経済がグラフの中間(適当な軟着陸)に入り込むと強かったドルの勢いが弱まる。言い換えると①米国で景気低迷の信号が現れ②米連邦準備制度理事会(FRB)が金利を下げた時③景気が大きく鈍化しない――という「絶妙な」条件を満たさなければならないという話だ。外部変数であるロシアとウクライナの戦争、イスラエルとハマスの戦争が終わる場合にもドル人気が下がるかもしれない。強いドルの時代が当分続くという見通しの背景だ。

      だがドルが笑うだけで他の通貨は笑えない状況だ。通貨価値下落の懸念にもかかわらず、最近欧州中央銀行(ECB)が約2年ぶりに政策金利をこれまでの4.5%から4.25%に0.25%下げた。景気低迷をより深刻な問題と判断するからだ。

      だがFRBより10カ月早く基準金利を引き上げた韓国は依然として通貨政策の転換には慎重だ。企画財政部外国為替当局関係者は「韓国が米国より先制的に通貨政策を転換するのが難しい最大の理由は為替相場が危険水位を超えるという懸念のため」と説明した。

      一般的に自国通貨安は貿易収支に肯定的な影響を及ぼす。だが韓国は最終消費財である自動車を除いた主力輸出品である半導体、鉄鋼、石油化学とほとんどが中間財でドル高を商品価格にすぐ反映しにくい構造だ。ドル高で輸入品価格が上がる場合、どうにか押さえていたインフレが頭をもたげる可能性がある。先に通貨政策を転換する場合、副作用だけが大きくなりかねないという話だ。

      新韓銀行のエコノミスト、ペク・ソクヒョン氏は「米国の利下げ延期はすでに定数になった。為替相場が1400ウォン台に進入する可能性を残しておかなければならない」と予想する。

      https://japanese.joins.com/JArticle/319821?servcode=300&sectcode=300

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