ジョゼ・モウリーニョ率いるローマは今夏、韓国ツアーを計画していたが、契約金が支払われないトラブルが発生しており、中止となる可能性が浮上している。イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が23日、伝えている。
アジアでの市場拡大を図り、昨年11月に日本ツアーを成功させたローマは、続いて今夏に韓国でのツアーを計画。7月29日にウォルヴァーハンプトン戦、8月1日に仁川ユナイテッド戦が組まれた。ローマの担当者は、韓国での大会主催者と契約した際、300万ユーロ(約4.7億円)の契約金の一部を前払いするように求めていたが、現時点で支払いは行われておらず、イタリア紙は「韓国ツアーのミステリー…お金が届かない」との見出しで報じている。
セリエA王者のナポリも、今シーズン終了後にDFキム・ミンジェの母国である韓国でのツアーを検討。イ・ガンイン擁するマジョルカとの対戦を計画していたが、ツアーの契約締結後、ナポリが受け取るべきはずの500万ユーロ(約7.8億円)の契約金は支払われず、破談に至っている。こうした背景から、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長はローマに対し、韓国ツアーへの参加を見送るように助言していたとされる。
7月26日には、シンガポールでのアジア・パシフィックツアー2023を予定しているローマ。その後、フライトで約6時間の距離にある韓国に立ち寄ることで、最大限にアジアでのファンを獲得したい狙いがあったが、今後、韓国からの支払いが届くことを待ちつつ、シンガポールへと出発するのか、今夏のプラン変更を検討するのかの決断を迫られることになる。
「お金が届かない」ローマ、今夏の韓国ツアーが中止の危機…ナポリ同様に契約金未払いトラブルか
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