韓国政府が日本に期待する「誠意ある呼応」とは何なのか

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    • 1名無し2023/02/18(Sat) 18:31:36ID:U1ODg5NTY(1/1)NG報告

      https://www.tokyo-np.co.jp/article/231804

       韓国政府が日本に期待する「誠意ある呼応」とは何を求めているのか、と聞かれることがある。言葉の意味としては「誠意ある自発的な取り組み」が近い。韓国の世論が政府の解決案を受け入れるには、韓国人の心に届くような日本側の措置が鍵になる。
       徴用工問題の解決には、法的な側面だけでなく、韓日の長い歴史の中で積み重なった「感情問題」を解きほぐす必要がある。第三者である韓国の財団が日本の被告企業に代わって原告に弁済する案は、最高裁判決を尊重しながら韓日関係を守りたい尹錫悦ユンソンニョル政権の「苦肉の策」だ。
       この案に対して韓国内では「屈辱外交だ」といった批判も強い。「被告企業が原告に直接賠償することはできない」という日本の立場は理解するが、適切なタイミングでの日本側の協力がないと、韓国内で理解を得られず政府の解決案は意味がなくなる。
       原告側が望む被告企業の謝罪や資金拠出があればいいが、韓国政府も日本政府も企業に直接それを要求することはできない。自発的な動きを期待するしかないとの意味で「呼応」という表現になったのだろう。
       一方で、感情問題を解決するためには日本政府の役割が重要だ。これまでの流れで言うと、「日本が本当に過去の歴史を反省しているのか」が韓国国民からは見えにくいので、それを促したいという面があるとみられる。

      (中略)

       日本政府はこれまでさまざまな機会で謝罪や反省を表明してきたが、日本国内からそれに反する発言が出ると、韓国の観点からは「表面的に謝罪しても、実は認めていない」と見えてしまう。その意味で「誠意」という言葉が出てきたのだろう。
       韓国の政権にとって、韓日問題はへたに触ると支持率が下がる敏感な分野だ。それにもかかわらず、徴用工問題を解決しようという尹政権の意志は固く、誠意を持って韓日関係の発展に取り組んでいると評価できる。日本も国内的に難しさがあるのは想像できるが、韓国の努力に応えてほしい。

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