新型コロナによる死者が急増し、火葬場の予約が入れられず、葬儀の現場では遺体を安置するスペースが満杯となっている。3日間の葬儀期間を終えた遺族は火葬まで遺体を安置室で1-3週間保存しなければならず、先が詰まっているのだ。遺体保存用の冷蔵庫が足りず、棺桶を室温の状態で置き、遺族らは遺体を保存できる葬儀会場を探すために何十本も電話をかけまくっているのが現状だ。
さらに大きな悩みは、混乱は始まったばかりかもしれない点だ。新規感染者数の増加に伴い、重症患者と死者は2-3週間のタイムラグで増加するが、2-3週間前に1日当たり16万-19万人だった韓国のコロナ新規感染者数が現在では50万人を超えるため、現在1日に400人を超えている死者数が2-3週間後には1000人にまで急増してもおかしくないのが実情だ。中央防疫対策本部のイ·サンウォン疫学調査分析団長は17日、「海外の事例と国内の数学的モデリングを考慮すると、現在のような傾向が続き、患者の増加とともに死者はさらに増える可能性が高い」と指摘した。
嘉泉大キル病院のオム・ジュンシク教授は「今後2万人以上が犠牲になる可能性があるが、それも2万人以内で食い止めることができれば幸いだ」とし、「集計過程で漏れたコロナによる死者はさらに多い可能性がある」と指摘した。オム教授は「3月末から4月初めに死者が最も多く発生すると予測されるため、本当に危険な時期は2-3週間後だ。第一線の医療現場は今も危機だが、今後2-3週間後が最も試練を迎えるとみている」と述べた。また、「他国のコロナの流行推移は、韓国とは違う。手を付けられないほど死者が出た英国でさえピークを過ぎる時期にはコロナ対策を強化したが、韓国は流行が本格化した時期にソーシャルディスタンス規制や防疫パスの解除など、本来引き締めるべき防疫政策を2度も緩和したからだ」と指摘した。。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/03/18/2022031880030.html
韓国の安置室、コロナ死者急増で満杯…遺体保存用冷蔵庫探しに奔走する遺族たち
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