韓国のハンファディフェンスが開発した155mm自走榴弾砲「K9」はトルコ、インド、ポーランド、ノルウェー、フィンランド、エストニアが導入済みで、昨年末にオーストラリアまで韓国と導入契約を締結してK9運用国の一員に加わり「何故これほど多くの国が韓国のK9を購入するのか?」とフォーブスやフォーリン・ポリシーに安全保障分野の記事を寄稿しているマイケル・ペック氏が自問してK9とM109A7を比較した結果、特に連続発射と持続発射の能力がM109A7よりも優れているためだと結論づけているのが興味深い。
K9は米国とロシアが伝統的に独占してきた自走砲市場で競合する存在で、155mm砲弾の弾片や14.5mm徹甲弾の直撃に耐える装甲、地雷の爆発や化学兵器から兵士を守るための保護能力を備えてM109A7パラディン(約38.1トン)より9トンも重いが、強力な搭載エンジンのおかげで最高速度はパラディン(61km/h)よりも速い。
さらにK9とM109Aは自動装填装置とデジタル火器管制システムを採用して短時間の射撃と移動を繰り返すシュート・アンド・スクートに対応しているが、K9は1分間に最大6~8発の連続発射(停車後15秒以内に連続発射した3発の砲弾を同着させることも可能)と1分間に2発~3発の長時間発射を1時間も維持できるため、1分間に最大4発の連続発射と1分間に1発の長時間発射しかできないパラディンよりも支援火力が大きく、現在開発を進めているアップグレードバージョン「K9A2」になると1分間に最大9~10発の連続発射が可能になる。
つまり多くの国が韓国のK9を選択しているのはパラディンよりも連続発射と持続発射の能力が優れているにも関わらず調達コストも安価(約4.8億円)で、M109A7の後継バージョンとして開発を進めている58口径155mm榴弾砲搭載のM1299と同等の最大9~10発の連続発射が可能なK9A2の存在、最大40km先の目標を攻撃することができる国産の射程延長弾「K307 HEBB(ベースブリード榴弾)」やロケット推進とベースブリードを組み合わせて射程を54kmまで延長した「K315弾」の実用化にも成功しているのもK9の魅力を高めている要素だ。
미국 미디어, 왜 이렇게 많은 나라가 한국의 K9를 구입하는가?
109
ツイートLINEお気に入り
82
18