2021年11月16日、韓国・SBSは「韓国の潜在成長率が日増しに急低下する理由」と題する記事を掲載した。
記事は、経済協力開発機構(OECD)がこのほど発表した国別の中長期経済成長率に関する報告書を紹介している。それによると、韓国の2020~2030年の中期潜在成長率は1.9%、2030~2060年の長期潜在成長率は0.8%となっている。中期潜在成長率はOECDの平均(1.3%)より高いが、長期潜在成長率はカナダと共に加盟国38カ国中最下位だという。
韓国の潜在成長率は2007年までは3.8%だったが、その後急激に低下している。周辺国と比べると、日本は現在の潜在成長率は韓国よりはるかに低いものの今後徐々に上昇すると予測されている(2030~2060年の日本の長期潜在成長率は1.1%)。米国は非常に緩やかに低下しているという。
韓国だけが急激に低下している原因として、記事は「経済活動人口の割合」を挙げている。記事は「韓国の1人あたりの労働生産性や潜在就業率はOECD平均と同水準だが、経済活動人口の割合だけがOECD平均と比べ大きく減少している」とし、「つまり、現在の韓国の出生率が非常に低いため働く人が急速に不足し、それが韓国の力動性まで失わせ、潜在成長率の低下という結果をもたらすことになる」と説明している。
https://www.excite.co.jp/news/article/Recordchina_885160/
韓国の潜在成長率が最下位へ転落‥上昇する日本と逆転 更に経済規模広がる見込み
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