開幕式の時から東京オリンピック(五輪)を欠かさず見ているというフリーランサーのキムさん(26)は地上波放送局の中継陣に好感が持てない。「相手をやみくもに誹謗したりジェンダーの感受性が足りない発言をしたりするなど、とても古いやり方の中継方式」という理由からだ。キムさんだけでなくMZ世代が全般的に持っている不満でもある。
MZ世代が問題にした代表的な発言は25日のアーチェリー女子団体戦から出た。韓国代表チームが金メダルを獲得した直後、MBC中継陣は「韓国美女の夢、五輪9連覇が現実になった」とし「氷の姫が笑い、女戦士が笑う姿がとても良い」と話した。同日開かれた女子卓球シングルスでKBS(韓国放送公社)中継陣がシン・ユビン選手と対戦した58歳のルクセンブルクのニーシャーリエン選手に対して「近所の隠れた名手」「キツネのように競技をする」と解説したことも俎上に載せられた。SBSの中継陣も23日の開幕式に、ある外国選手がランニングマシンで走るパフォーマンスをすると「ホームショッピングのような感じ」と話してひんしゅくを買った。
若者にとっては「偏った中継」も旧態だ。ある大学生は大学生コミュニティ「エブリタイム」にある放送局の「反日中継」について指摘して「日本がやることなすこといちいち皮肉り口調で中継するのはあまりにも幼稚すぎて稚拙な水準」としながら「日本で平昌(ピョンチャン)五輪を中継する時、同じようにしたらどう思うか考えてみろ」と書いた。この文には「日本がたとえそうしても、私たちが同じようにそうするのは水準が落ちる」というコメントもつけられた。
https://s.japanese.joins.com/Jarticle/281346
相手選手を嘲弄、日本には皮肉…「こんなテレビ中継、もう止めてほしい」=韓国
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